効率的にやりたい人ほど、無気力問題に悩まされてしまう
2016/11/27
突然ですが、懺悔です。
自分は怠け者であり、どうすれば物事が楽に片付くのだろうということばかり考えてしまいます。
だからライフハックに惹かれるし、またTaskChuteやたすくまにも魅力を感じてしまったのでしょう。(結果的には大正解だったのですが)
TaskChuteを使い始めて以来、ずいぶん先送りすることは減ってきていますが、それでも大きいプロジェクトの前では足がすくんでしまい、やる気が出ないことがあります。
では、なぜやる気がでないのか??
最近この問題について考えていたところ、ヒントとなりそうなエントリーを発見しました。
「休日があっという間に消えゆく」問題に取り組む | ライフハック心理学
おなじみの佐々木正悟さんのブログです。
エントリーの趣旨とは違う箇所ですが、この文章に目が止まりました。
たいていの大人は(中略)相当のことができるだけに、相当のことをするためにはどの程度の時間とお金とエネルギーが要るのかを検討してからでなければ、相当のムダが生まれます。そのムダをどうにかしようと考えるだけでもう疲れてしまう。これが「無気力」ということになっているのだと思います。
僕みたいに効率的にやりたいと思う人ほど、無駄を恐れてしまいます。そしてどうやったら効率的に出来るかを考えるのですが、対処する物事が複雑であればあるほど、その段取りを組むのに大きなエネルギーが必要となるため、先送りしてしまいます。この状態を、佐々木さんの言葉を借りると「無気力」というのではないでしょうか。
例えば、僕はこのブログを2ヶ月ほど前に始めました。もっと前からブログを始めようとは思っていたのですが、なかなかやる気が起きませんでした。なぜなら、始める前に決めておくべき事が大量にあったからです。
「どのブログサービスを使う?」
「無料ブログ?有料ブログ?」
「自分でサーバー借りる?」
「WordPressにする?(PHP勉強しなきゃ)」
「そんなこと言うならHTMLとかCSSとか勉強しなきゃ」
「ブログのデザインは?」
「2カラム?3カラム?」
「毎日更新したほうがいいのかな?(モチベーション保つ方法調べなきゃ)」
「アクセス解析とかしたいよね」
「Google Analytics??どうやって使うか調べとかないと」
「Twitterが休止状態だったけど再開した方がいい??」
「iPhoneのTwitterアプリってどれがいいの??調べなきゃ」
「カテゴリ?タグ?どうやったらキレイに整理できるの?調べとこ」
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こんな感じ。諸々のことが気になって、なかなかブログを始められませんでしたが、結局「とりあえずやってみよう!」と割りきって始めてみました。結果、ぼちぼち続けることが出来ています。課題たちは、気が向いた時に潰すことにしています。
話がそれましたが、佐々木さんのエントリーから活かせそうなことを列挙してみます。
1 無気力問題は、段取りを組むプロセスにある
2 段取りを組むことに、とても労力が必要であることを自覚する
3 先延ばししそうになったら、とりあえず段取りを組むことだけやってみる
4 それでもやる気が起きなければ、5分だけ段取りを組んでみる
5 それでもだめなら、段取りを組む前に出来る事に手をつけてみる
僕のブログ開始の例で言うと、「5」を実践していますね。とりあえずやってみるというのもひとつの手です。
とりあえずやってみる繋がりで言うと、今回のエントリーも何を書きたいのか明確にならないまま書き始めました。おかげで30分の見積りだったのが50分ほどかかってしまいましたが、書き上げることが出来ました。「書き始める前に文章構成を考えなきゃ無駄が生じる」という強迫観念を持っていたら、多分一行も書き始めないまま、ブログ更新を先送りにしていたでしょう。
空いた時間を、何の目的もないままにネットサーフして過ごしていたかもしれません。