社交辞令的な本音

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書評

雑誌売上が低迷する一方で、Kindle Unlimitedでは雑誌が読まれる3つの理由

2016/09/23

photo credit: DSCF2176.jpg via photopin (license)

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最近購読し始めたメルマガで、「Amazonランキングの上位がKindleアンリミ対象雑誌で占められている」という指摘がありました。

出版不況と長く言われる中で、雑誌の売上不振は特に顕著です。少し古いニュースですが、雑誌の売上高が32年ぶりに書籍を下回ったという記事もありました。

雑誌売り上げが書籍を下回る 日販16年3月期、32年ぶり:日本経済新聞

 

 

でも、Kindleアンリミでは雑誌が読まれているわけです。今回は、その理由について考察してみました。

 

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1.雑誌のラインナップが充実している

 

Kindleアンリミは、正直なところ読みたい書籍があんまりありません。一方で、雑誌はわりと充実している印象があります。

 

Amazonの読み放題 Kindle Unlimitedの雑誌ラインナップ一覧を作ってみた。 - いつもマイナーチェンジ!

 

 

僕がたまに購入する、MONOQLOとLDKも対象となっていました。

 

たまに購入するぐらいの雑誌なのですが、読み放題となるとつい読んでしまいます。こういった需要がランキングを押し上げているのかも。

 

2.ページ数を稼ぎやすい

ランキングの集計方法を調べてみましたが、よく分かりませんでした。というか、Kindleアンリミ対象の雑誌が上位を占めているというランキングを見つけられませんでした・・・。まあどっかにあるんでしょう。

おそらくですが、ダウンロード数ではなく特定のページ数を読まれた本が売上として計上されると思いますので、そういった意味では雑誌は強いです。

気になる記事を読むために、ページをめくっていく人は多いはず。小説だったらそうはいきません。第一章をすっ飛ばして、第二章から読み始めることなんて出来ませんから。

 

3.手をつけやすい(読み始めるためのハードルが低い)

ちょうど、シゴタノ!で関連するポストがありました。

時間がないわけじゃないのに、なかなか仕事に取りかかれない理由と対策

たいていの映画は2時間前後ですが、ドラマは1話あたり45分~1時間程度。時間があまりないときは、映画ではなくドラマを1話だけ消化しよう、ということでドラマを観ることが多いです。

ここで、ふと気づきます。本当は長編映画をじっくり楽しみたいのです。なのに、時間がないからドラマで妥協している。

でも、ドラマはドラマで面白くて1話で済まずに、2話、3話と続けて観てしまうこともしばしば。そうなると、映画を観たのと同じかそれ以上の時間消費になってしまいます。

映画=書籍、ドラマ=雑誌と置き換えると分かりやすいでしょう。雑誌は読み始めるためのハードルが低いので読まれやすいのではないでしょうか。そして、いったん読み始めると意外とグイグイ読んでしまって、時間を費やしてしまう。ありそうな話です。

 

あとがき

Kindleアンリミの出現によって、出版業界の構図が変わってくるかもしれません。少なくとも、これまでのマーケティングでは通用しない要素が出現しました。無料期間は過ぎましたが、Kindleアンリミ契約は維持したまま、今後の動向に注目していくことにします。

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