酔っぱらいでも実行できるようになるのが、タスク管理における1つの目標
常日頃から考えているのは、タスク管理を実行する時には酔っ払った自分を想像してみるというのが有効だということ。
どういうことかというと、「酔っ払っている状態でも、やるべきことをやれる」というのがタスク管理の1つの目標ということです。
そのことを佐々木正悟さんのブログを読んで再認識しました。
http://nokiba.hatenablog.jp/entry/2017/08/11/082312
タスク管理というのは、記憶のサポートです。
(中略)
問われるまでは忘れているけれど、問われれば思い出せる。思い出せるならそれは「無意識」ではなく「前意識」に納まっていると、フロイトが言いました。
問われるまで忘れているけれど、問われれば思い出せる、っていうのがまさに「酔っぱらい」の状態です。そしてその酔っ払いを助けるのがタスク管理というわけです。
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タスク管理は武器である
タスク管理というものは、冴えない自分を強くするための武器だと思っています。
タスク管理は武器である。とうぜん武器を使ったほうが強い | 社交辞令的な本音
- やるべきことを忘れずに
- やるべきタイミングで実行できて
- 気力が少なくても先送りしない
そんなことができる人であれば、そもそも武器(タスク管理)は必要ないのです。素手でガンガン殴って相手を倒していけばよいのです。
逆にそんな超人でない人は、やはりタスク管理を覚えるべきでしょう。
頭が回らない時を想定する
人は起床してすぐの時間帯が、一番気力が溢れていると言われています。たしかに起床時にはやる気が満ち溢れ、どんなタスクもスムーズに実行できると感じます。
でも時間が立つにつれて頭の中は濁っていって、「あれ、次に何をやるんだっけ」「よし先送りしよう」ってなってしまいがち。
このような頭が回らない状態の最たるものが「酔っぱらい」だと思うのです。つまり逆に考えると、酔っぱらいでもやるべきことがやれるようにタスク管理できれば、どんな状態でもだいたい耐えうるのではないでしょうか。
タスク管理方法は「タスクシュート」
僕は、「タスクシュート」というタスク管理方法を実践しています。
タスクシュートは、やることをすべて書き出して実行順に並べるという手法。言い換えれば、書き出したリストを上から順にこなしていけば、やるべきことは全て完了するということです。「次は何をしようか」と、いちいち頭を悩ます必要はないのです。
酔っ払っていると「次は何をすべきか」と判断する力が鈍ります。鈍るどころか「そのうち考えるのをやめた」という事態にもなりかねません。
タスクシュートを実践していて感じるのは、飲み会から帰宅して酔っ払っている時のタスクリストのありがたみ。酔っぱらいはともするとそのまま布団に飛び込みたくなりますが、タスクリストを参照するとやるべきことはまだまだ残っています。
すなわち、
- 風呂に入る
- 歯を磨く
- 寝る前にトイレに行く
といった類のことです。
未来の自分を信用しない
そんなことはタスクリストが無くたってできる、ですって?それはあなたが今酔っ払っていないから、そう思えるのです。
と、ここで佐々木正悟さんの別の記事を引用。
タスク管理のコツは、未来の自分を思いやること|@人事ONLINE
「未来の自分」に仕事を送るつもりでスケジュールを決めていく。
「未来の自分は赤の他人」ぐらいの認識を常に持っていれば、風呂に入らないまま寝てしまって妻に怒られる、という事態をきっと防げることでしょう。
あとがき
タスクシュートを学ぶなら、この一冊がマスト!
なぜ、仕事が予定どおりに終わらないのか? ~「時間ない病」の特効薬!タスクシュート時間術