なぜ自転車通勤を選んだのか。あるいはやるべきことのシステム化について
2017/03/03

photo credit: NedraI Gear on a Mirror via photopin (license)
沖縄移住してきて仕事が決まった時に、まず考えたのは通勤手段です。当時の僕の環境からすると、選択肢は以下の4つでした。
- 車
- バイク
- バス
- 自転車
当時の住まいから職場までの距離は、約4km。いくつかの選択肢から僕が選んだは「自転車」でした。
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なぜ自転車を選択したか
自転車通勤を決意した一番の理由は「運動不足を解消すること」。仕事がデスクワークのため、意識的に運動しなければ運動不足に陥ることは明白です。でも僕はしんどいことが嫌いなので、例えば「運動不足解消のため、余暇にランニングをする」ってことは絶対に考えられませんでした。
であれば、強制的に運動することをシステム化するしかない。ということで、自転車通勤を選択したしだいです。
もちろん運動不足解消だけが目的じゃなくて、一番お金がかからなそうっていうのも自転車を選んだ理由の一つです。
僕が今乗ってる自転車はこれ(の古いモデル)。4年ほど前にAmazonで購入しました。
ほとんどメンテナンスらしいメンテをおこなってきませんでしたが、今でもバリバリ活躍中です。しかも沖縄でも送料無料!こんな大型商品も無料で注文が飛び交うわけなんだから、ヤマトさんも仕事量抑えたくなりますよね。
意志の力を信じていない
「意志の力を信じてる」
なんだか小気味のいいフレーズですが、あいにく僕の信条は真逆です。意志の力を信じることはできません。
ダイエット、ランニング、語学勉強などを習慣化しようとしては挫折する。みなさんも経験したことがあるはずです。「やるべきこと」あるいは「やったほうがいいこと」だと思っていても、やることができない。意志の力はそんなもんです。
だから僕は、システム化でセルフコントロールすることにしています。自転車通勤は「運動を継続させる」ためのシステムなのです。
物理的なアクションが有効
どうにもやる気がおこらない時、やる気を出せる技術。
また、読書をするためのちょっとした工夫として、電車にのるときはスマホをカバンの中にしまい、本をあらかじめ取り出しておくと必ず「読書」できる。
これもシステム化で自分をコントロールする一例。誘惑を断ち切るために、スマホをカバンの奥底へしまい込み、代わりに本を取り出して読書を促すようにシステム化されています。
少し考えてみると、このようなシステム化は物理的なアクションによって構成されるものなのでしょう。意志力という見えないものを操作するのだから、当たり前かもしれませんが。
「スマホをダラダラ眺めるのではなくて、読書するように強く意識しよう」といくら念じても意味が無いことは、なんとなく分かってもらえるでしょうか。
気をつけることは対策にならない
意志の力とはやや話がそれますが、システム化には別の効用もあります。
例えば、仕事で何度も同じミスをする人がいます。彼(彼女)は、失敗した時の教訓としてこのように考えているのかもしれません。
- 「また同じミスをしてしまって猛省!」
- 「今度は失敗しないように気をつけよう」
これが対策になると考えているうちは、また同じミスを繰り返すことになるでしょう。対策と呼ぶには、もっと具体的なアクションに落とし込まなければいけません。つまりはシステム化です。
実例:年に一度の支払いを忘れる
業務上、実際に起こったミスの話を例に挙げたいと思います。
「毎年3月に振込する」という、年に一度だけ行う業務があります。昨年はそれをすっかり忘れていて、4月に慌てて振込をするという失態をおかしました。
さて、翌年に同じ過ちを繰り返さないための対策は?
「毎年3月は振込み業務があることを、気をつけるようにする」という回答は最悪です。このような誓いは、きっとひと月も経たないうちに忘却の彼方です。
僕がとった対策は「振込することを、タスク管理ツールの翌年3月のタスクとして登録する」ことでした。今年の3月に入って、無事にこのタスク発見することができました。
僕が使っているツールはTaskChute2ですが、たいていのタスク管理ツールには実行日を登録する機能がありますので、そこに登録すれば問題ありません。
あ、でも紙の手帳には翌年の3月が無いので登録できませんね。なので、タスク管理にはデジタルツールをおすすめします。toodledoとかtodoistとかwunderlistとか。
あとがき
タスク管理を勉強するにつれて、ある程度自分をコントロールすることが容易になりました。仕事上のミスも激減したのでストレスもフリーです。みなさんもレッツ タスク管理!
僕は↓の本(の改定前)を読んでタスク管理に目覚めました。タスク管理の基本、GTDについて学ぶことができます。